五島の未来を考えよう!

産業廃棄物処理場について
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その後、関係者からの話を直接聞きました。
市は、建物の建築許可を下ろしていますが、
廃棄物処理の施設設置の許可はまだ下ろしていません。

この処理場で行われる産業廃棄物は三つ。
その中でプラスチック処理については、粉塵が舞うため、
人体や農作物にも影響が出る可能性があるそうです。

市に提出された通知書より問題点をまとめてみました。

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 1.「浜松市廃棄物処理施設の設置等に係る紛争の予防と調整に関する条例」(以下、条例という)第2条の「関係住
民」で、浜松市は、計画敷地から51mの範囲内の者としていること。
 この施設において、廃プラスティックの処理が行われることからすれば、このように狭い地域に限定することは明らか
に不当だと思われます。
 なぜなら、廃プラスティックによる大気汚染、健康被害があることは、東京都杉並区のいわゆる「杉並病」や最近の寝
屋川市の例などより、既に多くの専門家により広く指摘されています。にもかかわらず、地域住民の健康を守るべき立
場にある地方自治体が、少なくともそのような被害のおそれが充分ある以上、その未然防止を図ることは最優先すべ
き事項と考えられるのに範囲を非常に狭く設定しているからです(「杉並病」においては、その被害は2,4キロ先まで及
んだとされています)。

2.条例第9条によれば、「設置者は、説明会の開催のほか関係住民に対し、事業計画の概要を記載した書類の配布
その他の方法により、周知に努めなければならない」とされ、同規則第9条によれば、「説明会を開催しようとするとき
は、関係住民に対し、事業計画の内容を記載した書類及び図面を配布するとともに、事業計画の内容を具体的かつ平
易に説明するよう努めなければならない」とされているが、設置者たる(株)美興が2006年8月30日に開催された「説
明会」に際し、このような事業計画の周知を図る措置をとった事実は認められず、少なくとも関係住民の大多数はその
ように証言していて、条例の通りに説明がなされたと見ることができないこと。

3.浜松市は、条例第14条に定める「環境保全協定」が既に締結されていることをもって手続きは終了していると言明
しているが、同条によれば、設置者は環境保全協定を関係住民と締結することになっているにもかかわらず、2006年
10月13日に締結された環境保全協定書は、設置者たる(株)美興と中田島町自治会長との間で交わされたものであ
り、関係住民の大多数は、同協定書が締結された時期までに、本件施設の設置自体について何等知らされておらず、
無論協定書の内容も知らされていません。従って自治会長に協定書の締結を委ねたということもありえません。
よって、協定書は無効と言わざるを得ず、あらためて、関係住民との間でかかる事項につき協議すべきものであるとい
うこと。


通知書はこちらで見れます。http://umi-kaze.cocolog-nifty.com/blog/cat20184624/index.html

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聞いた話では、もしも粉塵が風で舞っていった場合、
五島地区にも影響が出るそうです。
そうなった場合、今のままなら補償規定に江ノ島町だけが入るので、
他の町も考えて要求しておいた方が良いそうです。



第10回浜松市南区協議会より
http://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/ward/minamiku/conference/minamiku/minami1910/document.htm

平成19年11月29日(木) 午後1時30分〜3時45分

中田島産廃処理施設拡張計画について

 <委員からの経過説明要望に対して、産業廃棄物対策課から資料に基づき説明>

(内山博之委員)
 こういう施設はしっかり段取りを整えて農地転用などやっていけば、こういう問題は解決していくという例を1つ挙げま
す。江之島町に犬猫の焼却施設を作る際、最初は資材置き場にするから許可が欲しいということでしたが、それから2
か月もしないうちに住宅を建てるということで6か月の間に農地転用をしました。そうしたら2か月も経たないうちに、犬
猫の施設ができるという話が土地改良からあり、そのうちに施設ができてしまい反対してもどうしようもありませんでし
た。南の方は、自動車の解体工場や産業廃棄物の工場などこういった施設ばかりなので、もっと良いものを持ってきて
もらいたいと思います。今回の産廃処理施設についても、江之島町には風速5mで被害がないということですが、粉塵
が舞い将来人体に影響があった場合にはどういう処置をとってくれるかということが何にも書かれていないので、そこも
しっかりやってもらいたいと思います。実際、こういう施設も大切だと思いますが、ともかく住民の意見をよく聞いてやっ
てもらいたいと思います。今回の件もただ一部の人の反対ではなく、中田島では全体的に反対しています。寺脇でも反
対しています。こういう問題について、これで南区の協議会で了承してほしいという話だと困ります。

(伊藤弘委員) 
 南区の協議会として了承してほしいということではなく、協議会に報告したから我々はそれを聞いたよという考え方で
すね。それ以上の何物でもない。

(会長)
 そうですね。その中でこのような意見がありました、ということを提出してくということだと思います。

(小楠一委員)
 浜松も環境対策を含めて資源循環という問題に取り組んでいかなければいけないので、どこかにこういう施設が必要
で、たまたま南区に集中しているのかもしれませんが、良い意味で前向きに取り組んでいかなくてはならないと感じてい
ます。ただそういう施設を作るからにはなるべく早い時期から住民との合意がしっかり得られた中でやっていかなくては
ならないと思います。私どもの地域でも、リサイクル事業の作業計画が進んでいますが、特に自治会が地元組織として
大事になりますので、しっかり住民の意見を吸い上げ、住民の意向を踏まえてやっていけるようにしていかなくてはなら
ないと思います。

(柳川五朗委員)
 この問題については、市も事業者も自治会も当初から真剣に取り組んでいます。先ほど、説明会のときに人が少な
かったという話でしたが、今反対のリーダーになっている人は昨年の説明会には出ていました。一番不思議なことは、
説明会に出ておきながら1年間何もなく、なぜ1年経過後に反対運動を起こしたのかということです。聞いていないとか
知らされていないとか言っていますが、当初から、分からないならもう一度事業者と市に対して説明会を開いてもらうよ
うにしたらどうかと再三言ったにもかかわらず、ただ白紙撤回反対ということできています。今日は協議会ですので、そ
ういう状況であるということだけお知らせしておきます。

(会長)
 今後、開発行為の許可など色々と事務手続きがあります。その中でもやはり、住民への説明はやり続けていかなくて
はならないと思います。そういう意味で、立会いにも来ていただくとか住民の理解を得るような形で行っていただきたい
ということをこの協議会の意見としていきたいと思います。




(1) 報告事項について
 ア 浜松市一般廃棄物処理基本計画の策定について
 <資源循環課、生活排水対策課、環境企画課から、資料に基づき説明>
(小楠一委員)
 平成18年に対して24年と34年の目標が挙げられていますが、例えばリサイクル率は現状19%に対し、24年では29%
と10%向上していて、34年では30%と1%の向上になっています。やるべきことは24年までにやってしまうということです
か。また、この数字は他の政令市や県内の他市などと比較してどうですか。
(資源循環課)
 この計画自体5年ごとに見直すことになっていて、当初の24年までに一生懸命やってみようということで目標を掲げま
した。目標値については、国や県の目標よりも多少プラスした数値を掲げています。国の場合、リサイクル率が11〜
24%程度、県が21〜30%程度で、浜松市は28%以上ということにしました。
(鈴木勝委員)
 猪鼻湖が非常に汚れているということで、先ほど神明川のみが出ていましたが、猪鼻湖に流入する川は4つか5つあ
り、それがいずれもレベルが低いという発表がありました。他の川も重点目標に入っていますか。
(環境企画課)
 今回の計画に神明川を挙げたのは、三ヶ日町の中心地を流れ特に生活排水で汚れている河川ということからです。
三ヶ日町でも下水道処理が大分進んできていて、神明川流域の下水道接続率もだんだん上がってきています。他の河
川についても、特に生活排水で汚れている河川は住宅が密集している地域で、下水道の予定区域となっていますの
で、今後水質改善が見込まれると考えています。他に大きい河川もありますが、比較的流量が多いため水質としては
問題ありません。
(内山博之委員)
 芳川の水自体は問題ないと思いますが、汚泥が溜まっていて汚いという感じを受けます。10年ぐらい前に一度回収さ
れましたが、また上流から汚泥が蓄積し干潮時には瀬が出てしまうほどになっていますので、汚泥をしっかり取らないと
水質は良くならないと思います。また、染色工場による川の水の色の件に関して、工場廃水を下水道に入れるというこ
とについてもお聞きしたいと思います。それから、馬込川との合流地点に35年ぐらい前に埋めたビニールなどが露出し
ていますので、その点についてもしっかり処理しないと水質は良くならないと思います。
(鈴木勝委員)
 去年1年、河川の色汚染問題で特別委員会があり、その中で今言われたような工場廃水を下水道に入れたらどうか
とか、汚泥を搬出したらどうかとかいう話も出ました。水自体も単体で汲み上げるとそれほど色はついていませんが、
川底が真っ黒なので黒く見えてしまいます。委員会には染色工場の方も同席しましたが、廃水を下水道に入れると非
常にお金がかかるので難しいとのことでした。和歌山県では、50数億円かけて国、県、市と業者とが連携することでき
れいな水が流れていましたが、浜松では今のところそこまではやる気がないということで会議は終わりました。
(大山英雄委員)
 この基本計画を見ますと、実際やるのは浜名湖流域だけになっています。14年前から芳川をきれいにする会を作り、
市や業界と協力しながら早く水の色を消してほしいということで行ってきました。また、去年1年かけ色汚染対策委員会
というものをやっていながら、計画にそういう項目が何も出てこないのはどういうことですか。
(生活排水対策課)
 今回の一般廃棄物処理計画は、生活排水系(し尿関係と生活雑排水)の対策を重点的に行うものです。今各委員か
ら御指摘のありました問題については、事業系の排水になると思いますので今回の計画には載せていません。
(大山委員)
 そういうことを長年検討してきているのですから、法律に規制されていないから何にもやらないということでなく、そうい
うことをやってくださいとお願いしているわけです。市でも色々対策をしてくれていますが、何かやってもそのときだけで
終わりになってしまいます。
(産業廃棄物対策課)
 昨年3月に委員会から提言書をいただき、今年度初頭、その行動計画に基づき庁内の関係部署で会議を行ったと聞
いています。その中で、今年度もう一度委員会を立ち上げ、市民や事業者、有識者で行動計画を作っていくということ
になっています。
(会長)
 これについては浜名湖のことではありませんが、都市の河川の水問題として、市民検討委員会や地域協議会などを
開催した上で確定するということがこの計画に書かれていますので、是非これを活かしてもらうということで、今の意見
を組み入れてもらいたいと思います。
(澤根羊子委員)
 資料のごみ処理基本計画編をみますと、3RやPDCAという問題が出てきます。これらは、この分野においての部分
的なものですが、もっと包括的に考えて市の大きな仕事の中に取り入れていただきたいな思います。
(会長)
 個々の問題ではなく全体としての考え方、マネージメントの1つですので、是非今の意見を取り入れてください。
(小楠一委員)
 先ほどと同じ質問で申し訳ありませんが、生活排水処理の目標値が80%、90%と出ていますが、国や県などとの比
較はどうなっていますか。また、先ほどの汚泥が溜まっている件について何か考えていただけますか。
(生活排水対策課)
 まず、1点目の汚水衛生処理率ですが、18年度末に浜松市全体で73.5%程度になっています。汚水衛生処理率と
は、下水道の水洗化人口、農業集落廃水施設の人口、浄化槽の中の合併浄化槽の人口の合計を外国の方も含めた
人口で割った値になります。これを、24年度に80%程度、34年度には90%程度にしたいということで数値目標を掲げま
した。他の政令指定都市は、ほとんどが都市部のため90%以上になっていると思いますが、浜松市は地域的に広いと
いうこともあり、なるべく数値を上げて公共水域をきれいにしていきたいということで目標を掲げています。
 河川の堆積汚泥浚渫については、責任持って答えることができませんので申し訳ありません。
(区長)
この件については、市としてどういう話になるかわかりませんが、河川課にはこういう話があったということで伝えさせて
いただき、県の対応になるのかも含めて協議会で報告できればいいなと思っています。
(大山英雄委員)
 答えみたいなことですが、堆積汚泥浚渫については、実は数年前まで下流からだんだん行っていました。鼡野町のと
ころでカドニウムという有害物質が微かに出たということで、取ったものを持っていってくれません。県も持っていってく
れるところがないと、むやみに掘り出して乾燥させておくわけにはいかないので、また下流に溜まってしまいます。芳川
をきれいにする会で、汚れている沼に入れると泥がきれいになるというだんごを作って投げいれていますので、今後少
しずつは良くなっていくと思います。先ほどの生活排水についても、下水道計画が進んでいて当初より水質は非常に向
上していますので、水の色についても平行してやってもらえたらと願っています。私どもも県土木へ強く働きかけます
が、市からも河川課から言っていただくようお願いします。
(伊藤弘委員)
 10ページに、高齢者に配慮した収集体制とありますが、資源回収かごが10年ぐらい経ち、非常に古くなってきました
し、特にお年寄りから話がありますが、重ねてあるものを並べるのに非常に労力が要るということですので、折角24年
に色々とお考えのようですので、その時に資源回収かごについてももう少し便利で扱いやすいものをお考えいただけれ
ばと思います。
(会長)
 この件については皆さん共通して同じ意見ですので、是非検討をお願いします。
(小楠一委員)
 16ページに水についての市の取り組み組織が載っていますが、ごみについてもこういう実施体制はありますか。
(資源循環課)
 ごみについては他部局との関連はありません。ただ計画を作っていく段階で、庁内会議や他部署との会議はありま
す。


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第6回南区協議会 議事要点 平成19年8月9日(木) 午前9時30分〜10時50分
http://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/ward/minamiku/conference/minamiku/minami1906/document.htm

(内山博之委員)
 わかりました。もう1点は、この近くに産業廃棄物のリサイクル工場ができるということで、住民の方から、被害を受け
るのは東側なので経過を聞いてきてくれないか、という電話がかかってきました。中田島や松島の方、三島の方からも
電話があります。
(会長)
 都市計画審議会でその問題が出て、継続審議になっています。地元の自治会や住民の方々は、協定書もあり問題
ないと思います。ただ、少し離れた住民や公園へ遊びに来る方々の意見を聞いてみますと、どうも不安だということで
す。資料を、区役所に置いたり、自治会に持っていったりするなど、情報公開をしっかりして、まず理解が先ですねとい
うお話はしてきました。とりあえず継続になっていて、今後いろいろと審議があるようです。




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